2013年03月04日
テレビ朝日 渡辺篤史の建もの探訪で『雲天井の家』を放映
東西方向に奥行きの深い、急な北向きの斜面に造成された敷地。
南側からの採光が得られず、建物の中心部分に日照も届かなかった為、2階をワンルームのLDKとして、
天井の真ん中にトップライトを設けた。
さらに、トップライトからの光を雲間から差す一筋の光線と見立て、背景となる天井のかたちをデザイン。
ゆるやかなカーブで構成された天井の造形は、時の流れと共にうつろいゆく光と影のグラデーションを
おおらかに受け止め、やわらかく映し出している。
東と西のそれぞれに広がる豊かな緑の景観も、大きな開口部を通してインテリアに取り入れている。
設計:OASis一級建築士事務所