2017年10月12日
『熱海ふれあい作業所』2017年度グッドデザイン賞 受賞
「©吉次史成」
<概要>
障がい者福祉施設は閉鎖的な印象で内部の活動が想像しづらい現状がある。かつての「措置を行うために必要とされている機能」を単に配置するような施設的なつくられかたに原因があるのではないか。現状の支援サービスの中心にある「食」をテーマに意図を明確にし、つくりなおす。提供しやすい本格的な厨房カウンター、熱海の景観の一部にいるような気持ちよく食すための吹抜けや大きな窓。自然をダイナミックに感じる展望カフェのように改修した。日本全国のプレハブ箱もの施設をカスタマイズすることへの可能性を感じつつ、つくりながら「ひらく」ための取組みを仕掛け、NPO法人にとって改修工事という大勝負を最大化する事を目的としている。
GOOD DISIGN AWARDより
http://www.g-mark.org/award/describe/45790?token=KKe8E6Akmp
設計:MNoKa Architects